
「演劇で地域活性」をテーマに活動する歌踊朗読一座「漣(さざなみ)」(東京都)は26~30日、「松本縁劇」を松本市の信濃ギャラリー(大手4)で開く。舞台「うちに来るって本気ですか?」の主演は、同市波田出身のあだちあさみさん=右から2人目=が務め、朗読劇「瞼(まぶた)の母」には市民らも出演する。
「うちに─」は、5人きょうだいを取り巻くすれ違いコントのようなホームコメディー。あだちさんは長女役、長野市出身の深谷みのりさんが次女役で出演する。
「瞼の母」は江戸時代を舞台に、幼い頃に生き別れた母を探す物語。昨年の松本公演からスタッフとして参加する就労継続支援B型事業所「はなひらく」(松本市寿北7、塩尻市広丘野村)の利用者も出演する。この上演後に行う舞踊ショーでは、松本ぼんぼんや3人の女形も登場する。
「松本縁劇」は今年で6回目。演者とお客の距離が近く、それを楽しみに東京から駆け付けるファンもいるという。
あだちさんは「家族をテーマにした作品を見てもらい、ほっこりしてもらえたら」と話す。
開演時間は「うちに─」が26日午後2時半、6時半、28日午後2時半、29、30日午後6時半、「瞼の母」は28日午後6時半、29、30日午後2時半(27日は休演)。チケットは4千円、2作品だと6千円。家族割もある。チケットは予約フォームか電話(岡橋さん080・2021・7703)で。