松本の柳沢林業「薪BASE」お披露目 4月週末は作業場を開放

柳沢林業(松本市岡田下岡田)は、同市穴沢に移転したまき生産拠点「薪BASE(まきベース)」のお披露目を兼ねて4月の週末、「作業場オープンの日」と銘打ち、玉切りの作業場を開放したり、まきの使い方の講習をしたりしている。
12日は5組ほどが来場。佐藤守俊さん(76、同市)は、購入したアカマツを45センチの長さに玉切りした。「今年の冬用に5~6トン用意したい。こうして作業できる所があり、ありがたい」と佐藤さん。
「作業場─」はまきについて「どうやって手に入れるのか」「保管はどうしたらいいのか」などの情報が欲しい人がいると知った同社が、「一緒に作業したり、相談を受けたりできる機会を」と設けた。
同社の松永俊久さん(54)は「顧客とじっくり話ができた。いろいろなことを伝えていけたら」。
薪BASEは広さ約3千平方メートル。玉切りの他、貯木、まき割り、乾燥のスペースがある。移転は岡田地区にあった拠点が手狭になったためで、まきの取扱量は年間で昨年の約300立方メートルから、3年以内に500立方メートルへ拡大を目指す。
「作業場─」は20、26日午前9時~午後3時にも予定。問い合わせは℡080・8811・0723