6組熱演 客席も一体に 松本で高校生バンドフェスティバル

高校生が演奏を披露する場を増やそうと、「高校生バンドフェスティバル2025」が4月6日、松本市のまつもと市民芸術館で開かれた。中信地方の6組が参加し、若い感性やエネルギーにあふれた演奏を披露。熱演の数々に、客席も一緒になって盛り上がった。
学生の頃からバンド活動に熱中するなど長年音楽に親しむ平瀬雅之さん(61、安曇野市堀金烏川)ら、中信地方有志の「ミュージック・ドリーム実行委員会」が主催。高校生に、安価な参加費で舞台経験を積んでほしいと、昨年に続いて企画した。松本、塩尻、安曇野市の高校の軽音楽部から参加を募った。
各組の持ち時間は20分で、人気バンドの曲などを数曲ずつ披露。塩尻志学館の2年女子5人による「ガールズバンド」=写真=は、新メンバー加入後の初舞台。観客と手拍子の練習をしてから演奏に入り、客席と一体となって曲を楽しんだ。
リーダーでドラムの佐野ことねさん(16)は「緊張したが楽しかった。聞いてもらえる場があるのはうれしい」。ボーカルの川上美月さん(16)は「発表する目標があると、日頃の活動に緊張感が生まれる」と話した。
平瀬さんは「度胸試しや挑戦の場、他校との交流の場にもなっているようで、うれしい」と喜んだ。