片丘ワイン振興協議会「ワイナリー物語」地元小学校に寄贈

塩尻市片丘地区のワイン用ブドウ生産者やワイナリーなどでつくる片丘ワイン振興協議会は4月9日、同地区産ブドウを使うワイナリー3社と同協議会の小松千万蔵会長(82)を取材した冊子「片丘ワイナリー物語」を片丘小学校に寄贈した。
冊子は、起業家の新居直明さん(東京)が取材・執筆して昨年作成。この日、小松会長が召田和美校長に3冊を手渡した。小松会長は近年、同地区でワイン用ブドウの生産が増え、ワイナリーの設立も相次いでいることを説明し、「ワインの特産地だと、子どもたちが誇れるように紹介してほしい」と伝えた。
召田校長は、図書館で閲覧できるようにするほか、地域を学ぶ総合学習で活用したいと応じた。ブドウ畑は学校の近くにも点在し、「作る人の気持ちが知りたいと思ったときに、この本が大活躍しそう」と話した。