
信州大(松本市旭3)の学生が新聞作りを学ぶMGプレスの寄付講座「新聞をつくろう!」が4月12日、始まった。講座は7月までの全15回。前半で現役の記者らから新聞制作の方法や留意点などを学んだ後、学生が実際に取材と記事執筆に取り組む。
初回は、本紙の三村卓也編集長が、信濃毎日新聞と本紙を教材に新聞の読み方を解説したり、記者の仕事について実体験を交えて話したりした。人に直接会って情報を得ることの大切さを指摘し、「真実の見えにくくなる時代にこそジャーナリズムは必要」と語りかけた。
学生からは、取材から掲載までの日程や、意見の異なる記事の掲載形式などについて質問があった。
寄付講座は、信大全学教育機構の共通教育科目の一つで、MGプレスの前身「松本平タウン情報」から継続して16年目。学生が書いた記事は、7月後半に本紙に掲載される予定。