
松本市の松本情報工科専門学校(城西1)自動車整備学科は4月12日、地域住民の車のタイヤ交換を格安で行った。国産の普通車が対象で、地域貢献と学生に現場経験を積ませるのが目的。2年生12人がタイヤ交換や受け付けなどをした。
学生は空気圧をチェックし、ジャッキを使って車体を持ち上げ、冬タイヤから夏タイヤへ交換。1台20~30分かけ、20台を手がけた。教材の車体と違うため、学生はジャッキの設置位置などを一台一台確認しながら作業を進めた。牛山拓海さん(19)は「地元の人の車なので緊張する。車は作業したらちゃんと応えてくれるのでやりがいを感じる」。
タイヤ交換は2010年12月から。1台500円のため、抽選になることもあるという。初めて依頼したという小林園味さん(50、同市城西1)は「タイヤ交換は自分でできないし、格安でやってもらえるので、ありがたい。今後も利用したい」と話した。