
松本市の瑞松寺(中央3)は4月12日、釈迦(しゃか)の降誕を祝う「お花まつり」を本堂で開いた。幼児から80代まで檀徒(だんと)ら約80人が参加し、茅野俊幸住職の法要の後、チンドンの演奏を楽しんだり、釈迦像に甘茶をかけたりした。
会場を盛り上げたのは、東京を拠点に各地に出向く「ジュンマキ堂とニューパラダイスチンドン」の6人。歩きながら太鼓やアコーディオン、トランペットなどを奏でた。
「フニクリ・フニクラ」「美しき天然」「おやすみグッナイ」など多彩なジャンルの曲に盛大な手拍子が起き、途中から茅野住職も葬儀などで鳴らす「妙鉢」を手に参加。メンバーは「こんなふうに使ってもいいんですね」と笑いを誘い、アンコールにも応えた。
檀家総代会長の伴吉宏さん(80、中央3)は「例年行う楽しい行事。お釈迦様の誕生を祝い、尊い命に感謝する気持ちが沸いた」と話していた。