正しく体動かし心身健康に ‐ 安曇野のトレーニングジムZERO「春のラン&ウォーク無料体験会」に参加

春本番を迎え、屋外で体を動かしたくなる時季。運動不足の解消などを目的に、心地よい風を感じながら、ウオーキングやジョギングなどの運動を「始めてみよう」と、思っている人たちも多いはず。まずはきっかけづくりから。安曇野市のトレーニングジムZEROが3月23日に開いた「春のラン&ウォーク無料体験会」に参加し、運動の基本から教わった。
体験会は同市豊科高家のANCアリーナ屋外広場で開かれ、運動を始めようと思っている人やフルマラソン経験者など、約75人が参加した。この日のテーマは「無理なく楽しめる」。ZEROのトレーニング総責任者で、陸上競歩の2001年世界選手権日本代表の原義美さん(56)が講師を務めた。
原さんは、トレーニングシューズの選び方や靴ひもの結び方など、運動を始める前の準備段階についてもアドバイス。
その後、日常生活にも取り入れられる簡単なストレッチや「歩く」「走る」ためのトレーニング方法を紹介した。参加者は、春の日差しの中、楽しく体を動かし、爽やかな汗をかいた。
「自己流の体の動かし方は、かえって体を痛めてしまう」と原さん。正しいストレッチや体の動かし方を理解して実践すると、けがや疲れの軽減につながり、さらに心身共に健康になることを強調した。
原さんは「地域の人たちに元気でいてほしいというのが一番の願い」とし、「何から始めたらいいか分からない人でも、基本的な動きや方法をつかむことで、運動を楽しむきっかけにしてくれればうれしい」と期待した。
年に1度、フルマラソンに挑戦している丸山秀子さん(67、安曇野市)は「気持ちよく走るために、体の動かし方の基本を学べてよかった。これからは、普段の姿勢を意識していきたい」と意欲を見せた。
この春から運動を始めようと思い参加した久保田麻里さん(27、同市)は「久しぶりの運動は楽しかった。ウオーキングから始めてみたい」と笑顔で汗を拭った。
同様の無料体験会は年に2回開き、次回は10月に予定している。また、有料で、運動の基礎を学ぶ「ラン&ウォーククラブ」講座を月2回、土曜日に松本市の信州スカイパークで開催しているほか、「ウォークスクール」は月2回、「ランスクール」は月1回、いずれもZERO穂高有明店で開いている。
体験会や講座の問い合わせなどは、トレーニングジムZERO穂高有明店℡0263・88・3043