
安曇野市の画家、曽根原淳悟さん(36、穂高有明)は5月4~14日、個展「JUNGOonlyART展」を松本市の「ギャラリーノイエ」(大手3)で開く。ブラックライトを当てると光るなど独創的な作品50点以上が並ぶ。
安らぎや温かさ感じて
「松本城と夜桜」は、樹齢100年以上のケヤキの一枚板とスプレーアートを融合させた。高さ95センチ、横の一番長い部分は33センチで、宇宙を表現する背景にはスプレーを使用。桜と松本城は、アクリル絵の具やペンキの塗料を筆を用いて描いた。
仕上げにレジン樹脂でコーティング、グラインダーで側面を磨き、木目がきれいに見えるようにした。
「紫龍(しりゅう)」は、昨年から取り組み始めた龍シリーズの2作目。自身が辰(たつ)年生まれということもあり、「ずっと挑戦したかった渾身(こんしん)の作」と言う。
愛情、救済、桃源郷はどの作品にも込められている願いで、「眺めることで気持ちが安らぎ、温かい気持ちになったり、悲しみを癒やしたりできる作品を描き続けたい。見た人がそんな思いを感じてくれたらうれしい」と話す。
午前11時~午後6時。期間中無休。曽根原さんTEL080・6997・3229