
松本市の子ども食堂「信州みんなの食堂」(新村)駐車場で4月20日、みそ造り体験が行われた。地域に住む子どもら11人を含む22人が参加し、夢中で手を動かした。
子ども食堂のスタッフ本木茂さん(75、反町)が、子どもたちと一緒に自家製みそを楽しもうと企画。生家で100年以上前から受け継がれてきたミンチ機、みそ窯、簡易かまどを持ち込んだ。
島内産の大豆「ナカセンナリ」25キロを2時間炊いて蒸らした後、ミンチ機でつぶし、シートの上に広げて冷ました。粗熱が取れたら、塩とまぜておいたこうじ、大豆の煮汁を加えて丁寧に手でまぜ合わせた。
安曇小中学校5年生の青木はなりさん(10、安曇)は「まぜる時に豆がぐにょぐにょして気持ちよかった」と笑顔。希望者は仕込んだみそを持ち帰った。
本木さんは「子どもたちには良い経験になったと思う。大豆がだんだんと色を変え、食べ頃を迎えるまでの過程を楽しんでほしい」と話した。