
本年度60周年を迎える大町市の大町温泉郷で、11軒の宿が、こいのぼりを館内や屋外に個性豊かに飾り、利用客を出迎えている。一般も見学できる。
立山プリンスホテルは、地域住民の寄付による約150匹をロビーに飾った。丸めた新聞紙を詰めてつるすなど、立体感あふれるさまは迫力たっぷりで、目を奪われる。
中央部分に現れるのは、高さ3・5メートルのやぐらを活用した“コイの滝登り”。滝を登ったコイが天に昇り、竜になるというストーリーを、従業員が工夫して表現した。好評だった昨年の展示を進化させ、思い出を持ち帰りできるようにとフォトスポットを増やし、厄よけ札やオリジナルラベルのコンペイトーを販売している。
プロジェクトリーダーの三田村剛さん(63)は「従業員が力を合わせた手作りの展示。大勢に喜んでもらえたら」と話す。
展示は6月5日(立山プリンスホテルは次の展示の準備のため同1日)まで。
詳細は各宿に問い合わせを。