和×洋で新たな音色「ブロッサム」初演奏会 松本音文ホール5月24日

二十五絃箏(げんこと)奏者の田中静子さん(松本市)、ピアニストの神谷敦子さん(安曇野市)、フルート奏者の桂聰子さん(松本市)によるユニット「Blossom(ブロッサム)」は24日、初めてのコンサートを松本市音楽文化ホール(島内)で開く。和楽器と洋楽器を組み合わせた音色を届ける。
モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」、エルガー「愛の挨拶(あいさつ)」など、なじみのあるクラシックの名曲を、それぞれの楽器の良さを生かした編曲で合奏。ソロ演奏も含め9曲を披露する。
「Blossom」は、以前から洋楽器と演奏したいと思っていた田中さんの声がけで昨秋結成。どんな曲が演奏できるか試したり、選んだりしながら練習を重ねてきた。
三つの楽器のユニットは珍しく、神谷さんは「半信半疑で始めたけれど、演奏していて楽しい」。桂さんは「今までにない音色の発見になった」。
田中さんは「三つの楽器の音色が合う面白さ、深さをつくりあげていくのが楽しい。今まで聴いたことのある曲がどんな演奏になるか―。奏者も観客も楽しめるコンサートにしたい」と話す。
午後2時開演。一般3千円、中学生以下千円、ハーモニーメイト2千円。同ホールTEL0263・47・2004