「生きる力を」子どもが調理し振る舞う食堂 毎月第4日曜・松本神社で

松本市民有志の「虹の架け橋プロジェクト」(中田充代表)は4月から、子どもが料理を作り保護者や地域住民らに振る舞う「寺子屋子どもの食堂」を始めた。初回の27日は小学生4人が参加し、カレーライスとコールスローサラダを約40食作った。
会場は松本神社(丸の内)の社務所。4人はカレー班とサラダ班に分かれ、管理栄養士や調理師らと一緒に調理し、完成品を味見して「大成功!」と歓声を上げた。開智小学校5年の原虹愛(にいな)さん(10)と丸山紗奈さん(10)は「キャンプの時にも作って楽しみたい」。
キャベツやミニトマトなどの食材は、同神社境内で開く「ようこく朝市」に出品している生産者から仕入れた。中田代表(76、開智2)は「調理を通して食材の産地や作り方の基本を学び、生きる力を身に付けてほしい」と話す。
毎月第4日曜の午前10時~午後2時に開き、小中高生5、6人の参加を募る。無料。