
安曇野市三郷明盛の子育て支援施設「ぱおぱおのおうち」で4月26日、開館20周年記念のイベントが開かれた。施設は旧三郷村時代から、未就園児と母親に居場所を提供するNPO法人「子育て支援ぱおぱお」が運営。利用したことがある親子や現在の利用者、地域住民ら122人が訪れ、節目を祝った。
中庭で三郷義民太鼓保存会が演奏を披露。駐車場では希望者が、はけを使ってカラフルなペイントを楽しんだ。すいとんの振る舞いもあった。
未就園児の頃に母親と利用した地元の永井つむぎさん(9、信州大附属松本小4年)は「(来ていたころは)おもちゃでたくさん遊べて楽しかった。また来たいと思っていた」。
2005年の施設開設当初から同NPO法人の理事長を務め、4月に引退した小口茂子さん(89)に会いに来た利用者もおり、当時を懐かしんでいた。
小口さんは「これまで6万7169人に利用していただいた。本当に感謝しかない。これからも心と体を育てる楽しい子育てを支える拠点であり続けてほしい」。新理事長濵弘美さん(49)は「地域に住む未就園児とお母さんたちのために、これからも活動を続けていきたい」と話した。
施設は平日午前9時半~午後0時半に開館。TEL0263・77・1180