性や命の大切さ伝えて 松本の助産院で「お話会」や写真展

松本市渚3の「あゆみ助産院」で5月10日、乳幼児と保護者を対象にした「からだといのちのお話会」が開かれた。親子7組・約20人が参加し、講師で安曇野市豊科高家の助産院U(ダイエレシス付き)Ubaの助産師・内山珠香さん(36)が語る性や命の大切さに耳を傾けた。
内山さんは性器の呼称や洗い方、精子や卵子、妊娠の仕組みなどを説明。「人が生まれて来られたのはすごく貴重なこと。自分や友達を大切にしようね」と説き、体の大切な部分について、他人に嫌なことを言われたりされたりしたら「いやだ」と言い、大声で助けを求めるように教えた。
保護者には「子どもの自尊感情を育ててあげるのが一番大切。誕生日に、その子の妊娠や出産の時のことも話してあげて」と伝えた。
子ども2人と参加した穂高千恵美さん(40、松本市旭)は「5歳の長女は何か感じてくれたと思う。自分を守る話もしてもらえて良かった」。
お話会は9、10日にあゆみ助産院で開いた「お産の写真展」の関連企画。助産師カメラマンの上滝彩香さん(31、同市里山辺)と助産師の中山野花さん(32、同市城山)が初めて催し、写真44点を展示したほか、お話会は対象年齢を変えて2日間で計3回開いた。