【中村小太郎・自然派生活】#14 世に広めたい「かかりつけ農家」

「かかりつけ農家」。「かかりつけ医の間違いだろ」と、怒られそうですが、落ち着いてください。信頼できるお医者さんがいるのと同様に、信頼できる農家があれば安心でしょう─という話です。
どのような栽培の仕方をしているのか、本当に農薬は使っていないのか、安定した収量は確保できるのか─など、かかりつけ農家を訪れた人たちの、多くの疑問にも答えるという、オープンでてともすてきな関係ですね。
「令和の米騒動」で、長年にわたって築いた需要と供給の信頼関係が大きく崩れてしまいました。昨年の新米の時期に一度落ち着いたように見えましたが、今年の作付け時期になっても混乱は続いています。もう終わりにしたいものです、毎日食べるものについて不安になるのは。スーパーのがらんとした棚を見てがっかりするのはこれで最後にしましょう。
かかりつけ農家と年間契約しちゃいましょう。価格も乱高下しません。品質も自然栽培の実績があり自信があります。もみのまま保管し、すりたての新鮮な米を、1年を通して安定して玄関まで届けます。このようなかかりつけ農家モデルを実践して世に広めていこうと思っています。
米は買うものから、農家と一緒に育てるものへ。本コラム2024年10月22日付でお話しした「シェア田んぼ」が始まります。25日にシェア田んぼ仲間と田植えを行います。
場所は、塩尻市広丘吉田の長野道側道沿いの小太郎米の田んぼです。この日は、「紙マルチ田植え機」のデモンストレーションも予定しています。見学大歓迎。社会を変える自信があります。