
大町市のちりめん細工と創作人形の教室「野うさぎ教室」は23~26日、古布を生かして手作りした作品の展覧会を、同市大町の旧「いーずら大町特産館」で開く。
教室の生徒12人と、主宰する横川照子さんが出品。ちりめん細工は明治から昭和初期ごろまでの着物の風合いを生かした、愛らしい人形や飾りなど。
創作人形は粘土で作った体に、ちりめんを主に使った衣装を着せた。体も衣装も手作りで、手間暇をかけた力作がそろう。表情もそれぞれ個性的で、生徒の一人は「作るうちに、顔が自分に似てきたと言われる」と笑う。
作品展は2年に1回のペースで開き、今回は1月に閉店した中心市街地の店舗を会場に選んだ。
横川さんは「時を経た布ならではの風合いや、味わいが生かされた作品。きれいでかわいい布で物を作るだけで気分が楽しくなる」とし、「(空き店舗に)展示することで、少しでも街が華やいだら」と期待する。
午前10時~午後5時(26日は3時)、観覧料200円(中学生以下無料)。