中信勢男女計3ペア全国へ 小学生ソフトテニス県選手権

小学生ソフトテニスの全日本選手権予選を兼ねた第43回県選手権は7日、松本市浅間温泉庭球公園で開いた。中信勢は女子で朝日クラブの上條詩織(島立6)・武田桃華(朝日6)組が優勝するなど男女計3ペアが4強入りし、全国大会(7月31日~8月3日・茨城県)の出場権を手にした。
男子29組、女子53組が出場。ともに3、4組ずつの予選リーグは5ゲームマッチ、男子8組、女子16組による決勝トーナメントは7ゲームマッチで争った。
上條・武田組は持ち前の粘り強いストロークで順当に勝ち進み、決勝で長野JSTCのペアと対戦。序盤は相手の強気の攻めにリードを許したが、中盤以降立て直して4‐2で勝った。
このほか男子であずみ松川ジュニアクラブの宮本武留・荒井陸斗(ともに松川5)組と、女子で朝日クラブの若林星凪(今井6)・上條めい(朝日6)が3位になった。

笑顔を絶やさず互いを支え逆転‐女子優勝の上條・武田組

ペアを組んで3年目の上條・武田組のモットーは「笑顔」。決勝もその笑顔で逆転劇を演じた。「気持ちに波がある私を、桃華さんがいつもめっちゃ励ましてくれる」と上條。この試合も、ミスをしても絶えることがない二人の笑顔と互いの優しい声がけが、萎縮した体をほぐし好プレーを引き出した。
「前に相手の勢いにのまれて負けたことがあったが、今回は挽回して勝てた。まだまだ成長している」と武田。二人は「全国の相手はすごい球を打ってくると思うけど、やるからには優勝を目指す」と口をそろえた。
2年生の時からペアを組み、準決勝は3‐4で惜敗した宮本・荒井組は「粘り強く戦えるようになってきた。全国大会で力を出し切りたい」。競技を始めて1~2年ながら、全国行きを決めた若林・上條組は「最後まで諦めずに攻めたい」と意気込んだ。