
小学生サッカーの第24回チラベルトカップ県少年大会は4月26日~5月11日、松本市の信州グリーンフィールドかりがね(市かりがねサッカー場)などで開いた。中信勢は初出場の「FC VICUS(ヴィークス)A」(松本市)が唯一4強入りと健闘した。
8人制、前後半20分ずつ。準々決勝(10日)で筑摩野スポーツ少年団(同市)を4‐1で破ったVICUS・Aは、準決勝(11日)で長野アンビシャスFC・A(長野市)と対戦。前半にFKで先制を許し、その後は決定機をつくったが決めきれず、0‐1で惜敗した。
気持ちを切り替えて臨んだ直後の3位決定戦は、アルティスタ浅間U‐12・A(東御市)と対戦。前半は相手に押し込まれる展開だったが、GK福田喜佑(旭町6)の好守もあり粘り強く守る中、サイドからのクロスにMF小林來叶(同)が左足を振り抜き先制した。
ところが後半開始から立て続けに3失点。サイドからドリブルで上がった小林からFW清水蒼千(清水6)を経てMF藤森俐空(旭町6)がミドルシュートを決めて1点差に詰め寄ったが、2‐3で敗れた。
大会13得点の小林は「県の上位のレベルを味わえた。次は勝ちたい」と悔しさをにじませ、主将の藤森は「県内で圧倒的な存在になり、全国制覇を目標に頑張りたい」と前を向いた。昨年、チームを立ち上げた矢田部匡監督(39)は「公式大会で戦い課題を得たのが収穫。受け止めて次に生かしていければ」と話した。
優勝はTopStone(トップストーン)A(宮田村)。大会は松本市と市サッカー協会でつくる実行委員会が主催。県内94チームが参加した。