
安曇野市三郷温の炭火焼きうなぎ店「旦(だん)」は、店内に近隣農家の農産物などを販売する物産コーナーを設けた。「地域の農家の魅力を伝えたい」と4月から始めた。
同店は築約140年の古民家で、昔ながらの落ち着く空間。広い店内を活用しようと、空きスペースにコーナーを作った。リンゴ農家が作るりんごジュースや、米農家が作る玄米コーヒーなど、市内を中心とした5軒の農家から仕入れたさまざまな商品が並ぶ。現在は加工品がメインだが、今後は新鮮野菜なども増やしていくという。
取り組みは、店をさらに魅力あるものにしようと検討する中で、農業従事者でもあるスタッフの意見で始まった。物産コーナーのみの来店も歓迎する。
店長の西森のあさん(24)は「農家さんそれぞれにこだわりや熱い思いを感じる。地域の人に知ってもらう機会になれば」と期待する。
午前11時~午後2時、5~8時。火、水定休。TEL0263・50・6686