信大附属松本小3年西組「山雅と盛り上げる松本市」テーマに総合学習

信州大附属松本小学校(松本市桐1)の3年西組が、本年度の総合学習で「サッカーJ3松本山雅FCと盛り上げる松本市」をテーマに学んでいる。授業1回目の5月16日は、山雅運営会社のプロモーション担当で元選手の片山真人さん(41)が、山雅の歴史やホームタウン活動について話した。
信大と山雅は2020年に地域の発展と人材育成を目指す包括的連携協定を締結。今回は初の附属小での取り組みで、3年西組の34人が1年を通して山雅と一緒に学ぶ。
16日は片山さんが教壇に立ち、山雅が1965年創設のサッカークラブである一方、ホームタウン活動にも力を入れていることを伝えた。「サッカーだけやっていても応援されない。地域のみんなが一つの家族になれるようにやっている」と意義を話した。
授業の後半は質疑応答。エンブレムの由来やJ3降格の理由、選手の健康管理といった質問に片山さんがユーモアを交えて答えた。
柳沼侑莉さんは「(ドーピング違反防止のため)選手は薬を飲んじゃいけないということにびっくりした。山雅のことをもっと知りたいので、これから楽しみ」と話した。
今後は、ホーム試合観戦などを予定。山雅の農業プロジェクトで栽培している青大豆「あやみどり」を、校内の庭で育てることも計画している。