
松本市内の宗派を超えた寺でつくる松本仏教和合会は、6月1日に「お花まつり本祭」を、同市寿北3の生蓮寺で行う。2020年からコロナ禍で4回中止となったが、昨年縮小して復活。今年は5月14日に同寺で役員会が開かれ、昨年より規模を大きくする方針を申し合わせた。
当日は、午前10時からお花まつり法要、11時から炊き出し実演、正午から試食などを予定。「灌仏(かんぶつ)」と呼ばれる甘茶かけ、震災物故者法要なども行う。
同会のお花まつりは1902(明治35)年に始まった。日露戦争の供養なども行いながら、旧市民会館、まつもと市民芸術館などを会場に続いてきた。中断していたが昨年、稚児行列などを行わずに再開した。
同会会長の倉科利行・全久院住職は「社会状況が大分落ち着いてきているので、今年は多くの来場者を望みたい」と話している。
問い合わせは同会事務所の全久院TEL0263・36・3211