池田町内3会場で「酒蔵まつり」盛況 6年ぶり開催

池田町で造られた日本酒の試飲や酒蔵見学などができる催しを「あづみ野いけだまち酒蔵まつり」(実行委員会主催)が5月24日、町内3会場で開かれた。6年ぶりの開催で、待ち望んでいた大勢の来場者でにぎわった。
イベントは2017年に「酒蔵めぐり」として始まったが、20年からのコロナ禍で中止に。復活を望む多くの声が後押しとなり、名称を変えて再スタートした。
会場の福源酒造(池田)、町ハーブセンター(会染)、大雪渓酒造(同)には、それぞれ趣向を凝らした催しを用意した。
このうち、大雪渓酒造には試飲会、たる酒の振る舞い、子ども縁日、クラフトワークショップなど、幅広い世代が楽しめる企画が盛りだくさん。来場者は顔をほころばせながら酒を味わうなど、思い思いの時間を過ごした。
岩崎久子さん(68、中鵜)は孫の悠流ちゃん(4)と初めて来場。久子さんは酒かすの詰め放題に挑戦し、悠流ちゃんは酒瓶を目標物にした輪投げなどを楽しんだ。
岩崎さんは「いろんな楽しみがあって大満足。孫といい時間が過ごせた。酒かすを使ったレシピをもらったので、家で早速作りたい」と笑顔を見せた。