
大町市出身のハンドメード作家・加藤恵子さん(名古屋市)が主宰するグループ「あとりえ恵」のハワイアンキルト展「手染めOSANAIに魅せられてⅢ」が5月31日~6月8日、ゆいせきや(大町市大町)で開かれる。絶妙な色合いの手染めの生地を生かして制作したデザインの美や手縫いの温かさを感じられる作品が並ぶ。
加藤さんが安曇野市と名古屋市で開く教室で創作を楽しむ10人と、加藤さんの作品を計100点ほど展示。新潟県の染色工房が手がけるブランド「手染めOSANAI」の布を主に用いた。柔らかく優しい色調で美しい発色の布は、針の通りが良く縫いやすいのも魅力で、全国にファンが多いという。
ハワイアンキルトは基本、土台になる布にハワイの動植物などがモチーフの上下左右が対称の模様を別の布でアップリケし、浮かび上がらせる。展示作は1辺の長さが2メートル近いタペストリーや、バッグ、ポーチなど。きれいなグラデーションや得も言われぬ色合いを生かして仕上げた作品は見応えたっぷり。一部は販売する。
作品展は各地で開いているが、大町市では初めて。加藤さんは「一針一針大切に縫った手作りのぬくもりを感じてもらえたら」と話す。
午前10時~午後4時。会期中、2本の革ひもを編んで作る「ハワイアンストラップ」のワークショプ(千円、予約不要)を行う。問い合わせは加藤さんTEL090・8183・4402