「宇宙を身近に」 民間開発団体・松本出身の杉山洋憲さん講演 6月14日

市民文化講座「サロンあがたの森」は6月14日、松本市あがたの森文化会館(県3)で開く。民間の宇宙開発団体「リーマンサット・プロジェクト」に参加する同市出身の杉山洋憲(ひろのり)さん(35、東京都江東区)が「趣味は宇宙開発です!手のひらサイズの衛星が宇宙を駆ける」の題で、超小型衛星の開発秘話などについて話す。
同プロジェクトは、身近で誰でもできる宇宙開発の実現をと2016年12月に設立。普段は宇宙開発に関わっていない一般のサラリーマンや学生らが参加し、超小型衛星の開発や、手書きの願い事を集めて宇宙に届け流れ星にする「宇宙ポスト」などの活動を行っている。18、21年に衛星を打ち上げ、25年度中に3機目の打ち上げを予定する。
杉山さんは19年から加わり、衛星に搭載する基板の設計や衛星の組み立て、打ち上げに必要な審査・書類への対応など幅広い活動を行っている。
松本県ケ丘高校から信州大工学部に進み、衛星の開発に関わる機会があった。社会に出てもう一度衛星開発をしたくなり、プロジェクトの一員に。「宇宙というと難しい、遠い所のイメージがあると思うが、少しでも宇宙を身近に感じてもらえるような機会になれば」と話す。
午後1時半~3時半。参加費200円。電話で申し込みが必要。旧制高等学校記念館℡0263・35・6226