【部活&クラブライフ】#6 大町岳陽高校茶道部(大町市)

週2回裏千家の魅力学ぶ

3年生1人、2年生2人、1年生4人の女子7人が、校内の6畳二間の和室で週2回、市内で教室を開く裏千家助教授の海川昭子さん(76)から指導を受ける。
2、3年生は1人ずつ、客に茶をたてて差し上げる「お点前」の稽古。一方、1年生の「割(わり)稽古」は、ふくさのさばき方(畳み方)や茶室での作法など、お点前に至るまでの各部分の練習で、主に先輩が教える。
6月の文化祭(今年は28、29日)では全員が浴衣を着て2、3年生がお点前を披露し、1年生はお運びをする。来校者も茶菓の接待が受けられる。海川さんによると、部員は文化祭の発表で自信を付けるといい、その様子を見て入部した生徒もいる。
3年生の竹村友花部長(17)に部に入った理由を尋ねると、「当時の先輩が優しそうだったのと、文化祭で浴衣が着られる。あと、お菓子が食べれるかな?と思って」と、笑顔で答えてくれた。