チロルの森で村をPR 朝日村観光協会 飲食物など販売や催しで

朝日村観光協会は、塩尻市北小野の「信州塩尻農業公園チロルの森」の地域PRブースで、週末や長期休みなどを中心に「朝日村館」を開いている。村内事業所が飲食物などを販売する他、イベントや村のパンフレットなども設置してPR。5月24日は「朝日村DAY」を催し、地元産の野菜や木工作品、ボルシチなどを販売した。
昨年夏にトライアル営業をしたチロルの森が、キッチンカーの出店を募ったことや、近隣市町村との連携につなげようとしたことなどから、朝日村が試験的に同ブースを活用。今年4月からの営業再開を受け、引き続き活用することになったという。
主体になってタコスなどを販売している「K‘sカフェ」(古見)オーナーの樋口浩司さん(57)は「ここで食べておいしかったからと、朝日村に来てくれる人もいる。県外の人も訪れるので、村を知ってもらう機会にもなる」。この日は6月7日に同カフェで開く三線(さんしん)イベントのPRを兼ねた即興演奏もあり、訪れた家族連れらが楽しんでいた。
チロルの森の山本尚人課長(37)は「施設を活用してもらえて、村のファンがチロルの森に来てくれる機会にもなる。今後も他の近隣市町村とも連携し、地域おこしにつながって一帯が盛り上がっていけば、双方にとってメリットが生まれる」と期待していた。