
絵を得意とする安曇野市三郷明盛のイワセナオコさん(48)は6月3日まで、油彩を主とした絵画と、写真の作品展を池田町池田の「カフェ風のいろ」で開いている。日常の生活の中で出合った風景を主に描いた絵画15点と、風景写真2点が並ぶ。
絵画「木崎湖」は早春の風景。湖に接する山には雪がまだらに残り、墨絵のような風情を見せているが、下の水面は群青色で、対比が際立つ一枚となっている。「ペインティングナイフに色を付けて軽くキャンバスをこすり、雪の残る雰囲気を出した」
「朝もや」は田植え前の安曇野のイメージ。水が入った田に空や山が映り込み、全体に明るい水色に仕上げた。「空は淡い黄緑色に塗ってから、指先に白い絵の具をつけてぐるぐると小さい丸を描いていったらもやの感じが出た」と満足げ。
写真は北海道・小樽市で撮ったものなどを出した。
イワセさんは、松本県ケ丘高校(松本市)時代に絵画を始め、奈良教育大(奈良市)で美術を専攻。フランスの画塾に通った経験もある。今は、働きながら絵を楽しんでいる。
午前10時~午後4時半。水~金曜休み。同店℡0261・85・0005