山形村社協 会費や募金の使い道は? 講習やイベントで周知

山形村社会福祉協議会が、社協会費や日赤活動資金、赤い羽根や歳末たすけあいの共同募金の受け付けに合わせた活動の周知を始めた。初回の5月24日は中大池語り部の館を会場に、赤十字健康生活支援講習の「災害時高齢者生活支援講習」を実施。9人が参加して学んだ。
以前は自治会単位で会費や募金を取りまとめていたが、2年前から個人単位での協力要請に切り替え、地区公民館や社協事務局などで受け付けている。「持参してもらうのを待つだけでなく、活動を周知する機会にもつなげよう」と、昨年1地区の受け付け日に合わせて終活セミナーを実施。好評だったため今年は5~7月にかけて、村内6地区で開催することにしたという。
初回は安曇野赤十字病院(安曇野市豊科)の野澤菜々子看護師を講師に、災害時における高齢者を守るための知識や支援技術を、実技を交えて実施。講座には参加せずに会費や募金を持参する人もいた。
今後も各地区で、社協会費などを財源とした「終活セミナー」や「子ども用品おさがリユース会」など、さまざまな講習やイベントを開く予定。社協では「この機会に、会費や募金の使い道や活動を知ってもらえれば」と話している。