
塩尻市の映画館東座(大門四番町、合木こずえ代表)は、14~27日に音楽映画「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」を上映するのに合わせ、緩和ケア専門医で音楽に詳しい平方眞さん(63、茅野市)の講演会を15日に、同館で開く。演題は「知ればもっと楽しめる『指揮者』という存在」。
平方さんは愛和病院(長野市)副院長で、医学生時代には学生オーケストラの指揮者を務めた。今も複数のオーケストラに所属し、打楽器奏者として年に10回以上舞台に立つ。多くの指揮者との共演体験を基に、「指揮者は何のために必要か」「指揮者により曲はどう変わるか」「世界の指揮者のエピソード」などを語る予定だ。
映画は、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を長年務めるベネズエラ人指揮者のグスターボ・ドゥダメルさん(44)の、栄光と苦悩、挑戦に密着したドキュメンタリーだ。
ドゥダメルさんは今年、グラミー賞クラシック部門で三つの賞を受けた。来年はニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団へ移籍することが発表されている。7月にベルリン・フィル、10月にロサンゼルス・フィルと来日する予定がある。
講演会は午後2時半から。要予約で、映画鑑賞者が対象。当日の上映は午後0時半からだが、別の日に鑑賞しても聴講できる。映画は64歳以下1500円、65歳以上1300円、どちらかが50歳以上の夫婦は2人で2600円。障がい者手帳の提示で1100円。東座TEL0263・52・0515、メールazumaza@xqb.biglobe.ne.jp