
朝日村の女性農業者たちが、取れたての野菜などを販売する直売所「よってきましょっぷ」が5月30日、村役場交流テラスで今年の営業を始めた。待ちわびた大勢の人が、30分ほど前から買い物かごを手に待機。10月末ごろまで、毎週金曜日の午後4時半~6時(秋は時間を変更)に開店する。
ずらりと並ぶ野菜や花などに「安いね」「みずみずしい」と口にしながら、訪れた人たちが次々と購入。松本市から来た女性は「去年初めて知った。おいしいし安いから今年も楽しみにしていた」と笑顔で話した。
40年ほど前に発足した「サークルたんぽぽ」が、地域の農産物や自家用の野菜などを地元の人に安く食べてほしいとスタート。当初から活動する70代の女性は「忙しくて大変だけど、仲間が良いから続けてこられた」と振り返る。ほとんどの野菜は取りたてで、足りなくなると畑に取りに行くこともしばしばあるという。
代表の上條ちまきさん(古見)は「村の新鮮な野菜を食べてもらえればうれしいし、私たちもみんなと顔を合わせて話ができて、気分転換になる」と話した。