「クラウンキャンプ」参加者 県木曽養護学校を訪問し交流

クラウン(道化師)を志す人たちの合宿研修会「クラウンキャンプ・ジャパン」が5月28日~6月1日、木曽町を中心に開かれた。30日はキャンプの参加者21人が同町福島の県木曽養護学校を訪問し、小学部から高等部までの児童生徒や保護者らと交流した。
さまざまな衣装をまとったクラウンが来校し、一人一人とハイタッチやじゃんけんをした。続いてキャンプを主宰する国内第一人者の道化師、ロネさんとジージさんがショーを披露し、コミカルなやりとりに笑顔が広がった。
ショーは同校の開校30周年記念行事として、キャンプに合わせてPTAが催した。初めてクラウンを見たという高等部1年生の松原直樹さん(15)は「最初は見慣れない姿が怖くてハイタッチも恥ずかしかったけど、途中からとても楽しかった」。
キャンプは2011年に地元機関との共催でスタート。昨年から運営の形式を一部変えて継続している。「楽しくできた。木曽の皆さんに長年受け入れてもらい感謝している」とジージさん。
今年は聴覚に障害がある人や、香港からの参加も。29日は上松町の養護老人ホーム木曽寮も訪問。6月1日にキャンプの仕上げとなる一般公開のショーを木曽町文化交流センターで開き、100人余が観賞した。