
大町市を拠点に活動する写真サークル「ぴんぼけ俱楽部(くらぶ)」は6月10~15日、作品展「季節の物語」を同市大町のギャラリー・いーずらで開く。50~80代の会員9人が、この1年に県内外で撮影した風景写真計33点を展示。自然が見せる一瞬の姿をそれぞれの感性で切り取った作品を季節順に並べ、四季の移ろいも楽しめるようにする。
いずれも全紙サイズ。南木曽町の天白公園で咲くミツバツツジとサクラの競演、新緑の白馬村青鬼(あおに)で捉えた北アルプスと田の水鏡、前照灯を照らして雪の大町を走るJR大糸線の車両など、豊かな色彩、光や構図が印象的な作品がそろう。鉄道や山岳、花など、会員が好みのテーマや場所で撮影した作品のコーナーも設ける。
髙橋政和会長(58、同市常盤)は「会場をひと回りすると1年を旅したような気分になれる。時間や季節で表情が変化する地元の風景も楽しんでほしい」と話す。
午前10時~午後5時。会員を募集中。