
松本市の中心市街地の店舗などでつくる「まつもと100てんプロジェクト」は、店から店へはしごすると、割引などのさまざまなサービスが受けられる「はしごチケット」の配布を始めた。街中の回遊性を高めようと今年17年目で、来年5月末日まで。
参加店で買い物をすると、はしごチケットがもらえる。それを持って次の店に行き、特典を受けるシステム。今年は80の飲食店、宿、観光施設などが参加する。特典は500円以上の買い物で、タオルハンカチ1枚プレゼント(菓子店)、トッピング1品サービス(ラーメン店)、グラスビール1杯サービス(居酒屋)などがある。入浴するとマッサージ機1回サービス(銭湯)といったユニークなものも。
スタンプラリーもあり、10個集めるとオリジナルファイルが、40個集めると先着100人にオリジナルサーモタンブラーが贈られる。
2009年にスタートした。今年は昨年よりはしごマップを5千増やし、5万部に。チケットは12万枚用意する。事務局担当でたい焼き店経営の山本桂子さんは「松本パルコ、井上はなくなったが、魅力ある個店があるのが松本のいいところ。観光客だけでなく、市民も店を回りながら街中を歩いて」と話している。