
松本市の県松本盲学校(旭2)は6月6日、開校記念日(11日)に合わせて体育祭を県松本養護学校分教室(同)と合同で開いた。
盲学校は幼稚、小学、中学の各部と理療科の24人、知的障がいのある高等部生徒と重度重複障害のある児童生徒が通う分教室は27人が参加。青空の下、ペットボトルボウリングやバルーン、ペットボトルに水を入れて満杯にする「満水リレー」など5種目を楽しんだ。
中でも一番盛り上がったのは、盲学校伝統の「鉄線走」。ワイヤを手がかりに約30メートルを疾走する。「ゴーゴー」「あと5メートル!」など、ゴール近くで発する教諭の声を頼りに思い切り駆け抜けた。
盲学校小学部2年の竹腰佳蓮さん(7)は「先生に勝ててうれしかった。気持ち良く走れた」と笑顔。同校の小松秀樹教頭(52)は「全校での交流は少ないので、みんなで一緒に何かをする経験を大切にしたい」と話した。