
大町市の写真サークル「ふぉとさんぽ気楽写(きらくしゃ)」は6月21~29日、作品展「季ノ鼓動2025」を同市文化会館で開く。市内の会員4人と講師が、主に県内で撮影した四季の風景26点を展示。構図はもちろん、題名にも工夫を凝らした力作がそろう。
作品は全て全紙。小川村二反田地区の満開の桜を写した平林雅子さんの「たそがれどき」は、多くの人が撮影する朝ではなく、あえて夕方に写した作品。今井美和さんの「忘れさられた名優」は白馬村野平地区の一本桜が題材で、春を外して新緑の季節にシャッターを切り、独得な世界観を表現している。
サークルは大町公民館が開く初心者向けデジタル一眼レフカメラ講座の卒業生有志でつくる。事務局の平林さんは「知られている景色でも季節や時間、天候で違って見える。作品と題名を結び付け、ドラマとして楽しんでもらえたら」。講師のカメラマン筑地広彰さん(同市)は「絵作りのイメージが湧くようになってきた会員から、自分も刺激を受けている」と話す。
午前10時~午後5時(29日は4時)、23日休館。問い合わせは西友プリントショップつき写真TEL0261・23・5688