【部活&クラブライフ】#9 穂高東中学校女子バレーボール部(安曇野市)

全員一丸で全力プレー

3年生5人と2年生8人、1年生6人の計19人が週4日、朝と放課後に練習し、ボールが跳ねる音とかけ声が体育館に響く。経験者は少なく、ほぼ入学後のスタートでチームをつくり上げてきた。
「競技を通じ、まず人として成長し、強くなってほしい」と顧問の島﨑大志(ひろし)教諭(25)。あいさつや元気な返事、周りを見て自主的にきびきびと行動することを大切に─と呼びかける。チームプレーの礎となるコミュニケーションが、難しさであり面白さだ。
全員が諦めずにボールを追いかけ、つなぎ、エースが得点を決めたら全力で喜ぶ。3年生の高柳愛キャプテン(14)は「いろんなことがあったけど、最後の夏は1分1秒でも長く、この仲間たちとコートに立ちたい」。
開催中の中信大会は予選リーグ(14、15日)を勝ち上がり、決勝トーナメント(21、22日)に駒を進めた。心を一つに県大会進出を目指す。