
塩尻市立図書館(大門一番町)が実施している子ども向けの講座「目指せ!図書館マスター」が本年度、10年目を迎える。図書館の仕組みや司書の仕事を体系的に学び体験する「県内では他に例がない」というプログラム。7月から10月までの全9回(7日間)で、受講する小学5年~中学3年生を6月29日まで募集している。7月13日に開講式を開き、読み聞かせの基本を学ぶ。以降は月に1~3日開き、図書館に本を並べるための分類法「日本十進分類法」を学んだり、どの本を購入するかを話し合う「選書会議」やカウンター業務を体験したりするほか、本年度新たに「レファレンスサービス(調べ物の手伝い)」も学ぶ。10月26日に読書の楽しさを伝える発表と修了式。
講座は「信州しおじり子ども本の寺子屋」の事業の一つで、昨年度までに受講した計122人が「図書館マスター」に認定された。
「一冊の本が入るまでの大変さなど、図書館の仕事を知り、より親しんでほしい」と企画担当の司書・髙橋みほ菜さん。
定員15人。同館に電話(0263・53・3365)かカウンターに直接、またはながの電子申請サービス=こちら=で申し込む。定員を超えた場合は市民優先で抽選になる。