築100年超える松本の古民家・店舗兼工房でウクレレ演奏&体験会

松本市梓川梓のパン店兼家具工房「パントキ」で6月20日、ウクレレのミニコンサートと体験会が開かれた。築100年を超える古民家に、優しい音色が響いた。
楽器製造のフジゲン(同市平田東3)が初めて同店で開いた。
スクール運営の杉谷邦夫主任がハワイアンや「アンパンマンのマーチ」など6曲を披露した後、参加した10人が1台ずつウクレレを手にした。基本のコード(和音)を三つ教わり、さっそく「森のくまさん」などの演奏をみんなで楽しんだ。
近くの牛丸知紗さん(45)は、子どものウクレレを自分でも弾きたいと参加した。「楽しかった。気持ちが穏やかになってほぐれた」と笑顔を見せた。一緒に来た知人の武居幸恵さん(46)は「弾ける気になった。ここは木のいい匂いがして、ほっとする」と、会場も気に入った様子だった。
同店は、1916(大正5)年の建物を改築。昔ながらの土壁を生かした造りで、フジゲンの杉谷さんは「音がなじんで、響きがいい」と話す。イベントは23日も開かれ、9人が参加した。