松本中心市街地のこれからを考える 都市デザイン学習会が催し 6月29日市立博物館で

松本市の中心市街地のこれからを考える場を提供しようと活動する松本都市デザイン学習会(山本桂子代表)は6月29日、「松本中心市街地のビジョン『絵に描いた餅』を描き続ける」を市立博物館(大手3)で開く。「絵に描いた餅マップ」を囲んでの語り合い、街歩きなど3部構成。
同マップは、過去のワークショップ(WS)などで出し合った「まちづかい」のアイデアやイメージを詰め込んだA3判。
開くと、松本藩領内で市街地がなぜ“中心”になり得たのかを考える「四里四方(よりよほう)MAP」。次を開くと、トラムが走り、渋滞解消や回遊性を高めるといったアイデアを盛り込んだ「交通MAP」。さらに開くと、トラムやバスターミナルが整備され、スタジアムがあるなど街中で楽しむアイテムを落とし込んだ「まちづかいMAP」が現れる。
1部(午後3時)は音楽と言葉で景色を描く「まつもと、景の声」の上演。2部(3時15分)は、学習会メンバーが絵に描いた餅MAPをトーク形式で紹介する「まちづくり井戸端会議」。3部は「まちあるき」(4時半)で、メンバーをガイドに女鳥羽川など3エリアに分かれて行う。
山本代表(元町3)は「街が変わることに不安を感じる人も多い。一緒に話し合ったり街を歩いたりして、自分のビジョンを描いて」と話している。
同学習会は都市計画専門家、大学教員、商店主などが集まり2010年発足。街づくりについて考える市民対象の連続講座やシンポジウムを開いてきた。
資料代500円。入場無料のカンパ制。