安曇野「シュタイナーこども園おひさま」の園児ら楽しく田植え

安曇野市穂高有明の「安曇野シュタイナーこども園おひさま」の園児と保護者、職員ら約30人が6月13日、同市穂高柏原の田んぼで田植えをした。同市の農家グループ「ZE(ゼ)NZENCLUB(ンゼンクラブ)」の協力で、農薬や肥料を使わない自然栽培の米作りに取り組み5年目。園児は泥んこになりながら手で植えた。
同クラブの辻野将之さん(47、穂高)が「浅く植えると水で流され、深すぎるとうまく新しい茎が分かれない。力加減が大事だよ」とアドバイス。保護者は長靴、園児たちははだしで同クラブが管理する田んぼに入り、ササニシキの苗を丁寧に植えた。
園児たちは予定していたスペースを植え終えると、まだ植えていない田んぼにダイブ。泥をこねたり、生き物を捕まえたりして楽しんだ。保護者は「こんなに思い切り泥遊びをするのは、貴重な経験」と話した。
夏に草取り、秋に稲刈り、はざ掛け、脱穀、昔ながらの農機具「唐箕(とうみ)」による選別などをみんなで行い、コメ40~50キロを収穫予定。週1回の給食や行事などで1年間にわたって使う。