
県松本保健福祉事務所は6月29日、松本市のJR松本駅前で、大麻や覚醒剤などの薬物乱用防止を呼びかける街頭キャンペーンをした。国連が定める国際麻薬乱用撲滅デー(6月26日)に合わせた活動で、市内のボーイスカウトやガールスカウト、ライオンズクラブなどの会員約70人が参加した。
「薬物乱用防止」「ダメ。ゼッタイ。」と記した黄色ののぼり旗を立て、駅利用者にポケットティッシュとリーフレット計約2500組を配った。ボーイスカウトやガールスカウトの団員は、発展途上国で薬物乱用防止活動に従事する団体を支援する「国連支援募金」への協力の呼びかけもした。
ボーイスカウト松本第8団の塩原将人さん(13、松島中学校2年)は「特に自分と同じ若者世代に、薬物に手を出さないよう訴えたい」と話していた。
同事務所食品・生活衛生課の平林章男課長は「大麻は若年層に広まりが懸念されている。薬物乱用を許さない地域環境づくりを進めていきたい」と話した。