女性に役立つ薬膳講座 国際中医薬膳師の中垣さん講師に

松本市ジェンダー平等センターは6月29日、中高生と保護者、30代までの女性を対象にした「女性が幸せになれる薬膳講座」を市庄内地区公民館で開いた。市内を中心に10人が参加。同市の薬剤師で国際中医薬膳師の中垣英美さん(43)が、女性特有の体の不調や薬膳について話し、調理実習をした。
参加者は体の不調をチェックシートに記入し、自身の体質を水滞(水の流れが悪い)、血虚(血が足りない)、気虚(エネルギーが足りない)など七つのタイプから確認。
それぞれを改善するのに適した食材を学び、鶏もも肉を使うタイ料理「カオマンガイ」や「チンゲンサイとキクラゲのスープ」など、体質別のお薦め食材を使って4品を調理し、試食した。
中垣さんは生理や卵子の老化についても話し、「自分の体を理解し、日々変わる体調のサインを感じ取り、食べ物を選ぶのが薬膳。主体的に生きることにもつながる」と強調した。
母親と参加した同市清水中学校2年の宮澤彩葉(いろは)さん(13)は「鼻水が出やすく、チェックシートで体質が分かった。不調の改善に役立つ食べ物を教えてもらい勉強になった」と話した。
講座は2回目を7月20日に開催予定で、テーマは「困った時のセルフケア」。午前10時~午後1時半、同公民館。1500円。定員先着15人。申し込みは日本旅行松本支店講座TEL0263・34・5555(平日午前10時~午後5時)へ。