チーズのプロに称号 松本で専門店営む霜田早苗さん

松本市大手2のチーズ専門店「ジュレ・ブランシュ」を営むチーズプロフェッショナルの霜田早苗さんが、乳業に関わる分野の関係者らでつくる「ギルド・クラブ・ジャポン」(本部・東京)から、日頃の功績をたたえる称号「プリュドーム」を受けた。
称号はチーズの製造、流通、熟成、販売を職業とする個人または団体に与えられ、三つの階級と名誉会員がある。霜田さんの「プリュドーム」は2番目の階級で、関係者によると県内で一人だけという。
叙任式は6月4日に大阪市、6日に京都市で行われ、新叙任者計33人と昇格者計11人、名誉会員1人がメダルと認定証を受けた。
霜田さんは2005年8月に現在の場所で店を開き、国内外のチーズ50種類以上を販売。各地での講座やイベントなどでも販売し、松本調理師製菓師専門学校(松本市白板2)のチーズ講師などを務める。
今年は開店20周年。霜田さんはこれまでの活動を「消費者がさまざまなチーズを、抵抗なく取り入れてくれるようになった。作り手のレベルも、国際コンクールで上位を受賞するなど上がってきた」と振り返り、今後に向け「さらにギアを上げ、普及啓発に努めたい」と話している。