
安曇野市穂高東中学校3年の宮沢莉乃音(りのん)さん(14)が、民謡の「第35回ちゃっきり節日本一全国大会」(6月22日、静岡県三島市)の少年少女の部で優勝した。長く続ける三味線の大会の入賞歴はあるが、民謡で大きな賞を受けるのは初めて。「来年は一般の部に挑戦したい」と意気込む。
大会は同県民謡協会が主催。少年少女の部には5歳~中学3年の12人が出場し、三味線の伴奏に合わせて歌った。途中、伴奏がなくなる部分もあり、宮沢さんは「音取りが難しかった」と言うが、「落ち着いて練習通りに歌えた」と話す。
宮沢さんは2019年から、松本市の民謡歌手・山本扶美枝さんの教室に通う。同大会への出場は昨年に続き2回目。一緒に三味線と民謡を習い続ける妹の愛乃音(あのん)さん(12、同校1年)、詩乃音(しのん)さん(11、穂高南小学校6年)も出場した。
莉乃音さんは「昨年より満足のいく出来で、やりきった感がある。大きな賞をもらい、とてもうれしい」と話した。
今月21日には、東京で開く「青少年みんよう全国大会」(日本郷土民謡協会主催)の三味線の合奏、合唱に3人で出場予定。愛乃音さんは独奏にも出る。