
大町市の大町南小学校1年生(2クラス、40人)は、このほど開いた校内音楽会で「おおまぴょんのテーマ」を歌った。市職員の相澤瑞貴さんが10年ほど前、市キャラクター「おおまぴょん」や地域の魅力を盛り込んで作った楽曲で、児童が歌いやすいキーに変えるなどして披露。他学年から「歌いたい」との声が出るなど、反響が広がっている。
当日は、会場の体育館におおまぴょんも登場。1年生はおおまぴょんと一緒に、歌詞に沿った独自の振り付けで、「ぴょんぴょんぴょんぴょぴょぴょぴょんおおまぴょん」と声を合わせた。
相澤さんの曲に着目したのは、2組担任の阿部慶一教諭。4月下旬にインターネット上で偶然見つけた。「風景や郷土食など大町のことがたくさん出てくる。絶妙に緩い感じで、子どもが歌ったらかわいいんじゃないか」と、当初予定していた曲から変更。音楽専科の飯島千鶴講師がギター譜からメロディー譜に変換し、キーも児童が歌いやすいよう変えた。
「かに座」「生もの」「仁科三湖」といった1年生にはやや難解の言葉が歌詞にあり、児童は「覚えるのが難しかった」と言うが、「なじみ深いキャラの歌で、子どもたちは喜んでいた」と1組担任の三枝香織教諭。振り付けに児童のアイデアを取り入れるなどして仕上げた。
飯島さんは「リズムが取りやすいスイングっぽい曲。他の学年も歌いたがっている」。演奏を聞いた相澤さんは「かわいらしく仕上げてもらい、とても感動した」と話した。