
8月14日に開く山形村の夏祭り「山形じゃんずら」を若者の力で盛り上げ、持続可能なイベントにしていくことを目指す10~20代のワーキンググループ「じゃんずらぷろじぇくと」の活動が3年目を迎えた。過去2年の経験を生かしつつ、新たな人材やアイデアも加わり、当日に向けて準備を進めている。
プレイベントやうちわのデザイン、花火に合う音楽を決めるなどの活動に加え、今年は村農業者トレーニングセンターに「じゃんずら情報局」のスペースを設け、インスタグラムとユーチューブチャンネル(いずれも「じゃんずらぷろじぇくと」で検索)も開設し、祭りをPRしている。
花火の寄付金集めにもアイデアを出し、地元の小中学生が彩った花火玉の寄付箱を作ったり、フォトスポットのパネル用の飾りを職場体験の中学生に作ってもらったりと、地元の若者を巻き込む活動を広げている。
新加入メンバーで、いずれも鉢盛中学校1年の齊藤果歩さん(朝日村)と荻上晴太さん(山形村)は、発起人で昨年まで代表を務めた大岩音寧さん(24、同村下大池)らに「一番若い人がリーダーをやってみては?」と声をかけられ、「やってみたい」と快諾。昨年、朝日村のイベントで小学生に好評だった「千本くじ」を提案するなど、積極的にアイデアを出して取り組む。「やる気のある一番年下のリーダーを、高校生や大学生、社会人の皆でフォローしながら、熱意を持って取り組んでくれている」と、祭り実行委員会事務局の波多野健さん(39)。
当日は参加できないが準備は手伝えると、途中からメンバーに加わる若者もいるという。「準備だけ、当日だけという人も、興味があればぜひ加わって」と事務局。問い合わせは村教育委員会TEL0263・98・3155