池田美術協会員の作品展 7月27日まで北アルプス展望美術館

池田町の池田美術協会は7月27日まで、「協会展」を北アルプス展望美術館(会染)内の安曇野ギャラリーで開いている。12人の会員が、小作品から50号を超える作品まで1人平均4点を出品。大半が絵画で、油彩画やアクリル画、エッチングなどが並ぶ。
会長の常磐井智美さん(70)はエッチング4点と油彩の風景画1点を出した。エッチングのうち、2点はイラスト風。「知り合いの高校生に『夢のある絵を描いて』と言われて制作した」と笑う。
北澤一輝さん(70)はアクリルを主に、一部にコラージュ技法も入れた空想画5点。「飛び立て」と題した作品はアクリル絵の具と色鉛筆で洞窟のような雰囲気をつくり、そこから飛び出す白い鳥を、切り抜いた紙を貼り表現した。「長いこと版画をやっていたが、今はそれをたたき台に、想像上の構図を絵にしている」と話す。
午前9時~午後4時半(27日は4時)。同展のみの入場は無料。同美術館TEL0261・62・6600