塩尻「守ろう高ボッチ高原の自然」外来植物抜き取りとごみ拾い

塩尻市の高ボッチ高原で7月21日、外来植物の抜き取りとごみ拾いが行われた。「みんなで守ろう高ボッチ高原の自然」と題し、市自然保護ボランティアと市が主催して1996(平成8)年から続くイベントで28回目。参加した市民ら120人が、自然を満喫しながら汗を流した。
参加者は第1、2駐車場の間約1キロを2班に分かれて歩き、車道や遊歩道沿いなどに咲くハルジオンやセイヨウタンポポ、シロツメクサなど5種類の外来植物を抜き取ったり、ごみを拾ったりした。活動後は自然観察会も開かれた。
十数年前から参加しているという男性(78、洗馬)は「昔は参加者が30人くらいだったので、これだけ大勢なのは感慨深い」。
市自然保護ボランティア代表世話人の大川恒子さん(78、片丘)によると、高原は訪れる人のマナーが向上し、ごみのポイ捨てが大幅に減る一方、シカの食害や気候変動の影響などで、花の種類が減っているという。