
ハワイを代表するミュージシャン、ネイサン・アヴェアウさんのライブが9月10日、松本市深志1の「Barand Lounge GNU(ヌー)」で開かれる。アヴェアウさんは10年以上前から、同市笹賀の弦楽器メーカー「ディバイザー」製のエレキベースを愛用。その縁で松本でのライブが決まった。
愛用する「ディバイザー」製エレキベースが縁
音楽一家に生まれたアヴェアウさんは、ハワイアンの伝統的な歌い方を継承し、ハワイのグラミー賞と呼ばれる「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」の男性最優秀ボーカリストなど、多数の賞を受けている。楽器全般も演奏し、作詞・作曲、編集・録音も手がけるマルチプレーヤーだ。
ディバイザーのエレキベース愛用のきっかけは、2014年に日本で行ったライブで、同社の塗装職人・窪田洋平さんが声をかけたことから。アヴェアウさんが松本の工場を訪れ、展示されていた7弦エレキベースを気に入り、オーダーメードを依頼。ライブでベースを「私の恋人」と紹介するほどほれ込む。
同社海外事業部・販売促進部の原庄平さんによると、7弦ベースは一般的な4弦よりも高音が出せてメロディーと和音を同時に弾ける。豊かな表現が可能だが、奏者の技術が問われるという。
9月のライブではエレキベースだけを奏でる時間もある。原さんは「アヴェアウさんを間近で見られ、一体感と南国の雰囲気を味わえる。歌声を堪能し、7弦ベースの演奏テクニックもぜひ楽しみに」と話す。
午後6時開場、7時開演。チケット6600円(1ドリンク付き、全席自由)。定員150人。予約・問い合わせは、ライブを主催するドゥ・音楽工房(三重県桑名市)の伊藤歌ず代さんへ、メール(kazuito2015@gmail.com)で。